情報の構造化(1)

表現の背景には目的達成を行うための情報構造があります。そのためにわかりやすく表現できるための「表現力」が必要になってきます。
今回はこの表現力につながる情報の構造についてお話です。
情報構造のとらえ方
情報を構造化する目的
まず、構造化とは物事を成り立たせるために必要な要素を組み立て、ひとまとめのモノにする作業のことになります。
そして、私たちの周りでも多くのサービス、製品にかこまれていますがこれらもすべて必要な要素が組み合わさりまとまった構造物と言えます。その構造物には構造を支えるための情報が組み立てられ互いに関係しあっています。
構造化の目的は複雑な情報を扱いやすくし、その中にある関係性をわかりやすくすることにあります。
そのためには情報の意味を分解し、論理的に納得のいく仕組みと形にまとめていく必要があります。
構造化の手順
構造化を行うためには、最初に要素になる素材を準備し、見やすいサイズの紙片を使い紙片に情報の要素を書き出します。
そして、その紙片を配置しながら関係性を見つけ構造化していきます。この作業を行うことによって「価値ある情報」へ変化していきます。
その手順は次のようになります。
- 1.情報構造の素材となる情報を準備する。
- 2.作業目的を設定し、紙片に書きとめる。
- 3.作業スタート(現状)とゴール(結果)を紙片に書きまとめる
現状では何がわからないか、結果はどうなればよいか想定する。 - 4.準備した情報を要素に分けて、紙片に書きまとめる。
- 5.「2、3、4」で作成した紙片を分類し、グルーピングを行う。
- 6.要素の関係性を見つけ、「関係性の軸」を設定する。
- 7.「関係性の軸」を基準に、紙片をわかりやすく配置する。
- 8.配置した紙片を固定して、全体のタイトルをつける。
- 9.タイトルをつけパッケージ化した情報を報告し、共有する。
- 10.良い点・悪い点を書きとめ、次のアクションを検討する。
上記の手順をKJ法※で行った場合、下記図のように行います。
- ※下記の図は文化人類学者、川喜田二郎がデータをまとめ考案したKJ法を問題解決手法としてとった場合の例になります。
(1)データの書き出し
カードの作成を行い、カード一つ一つに要素を書き込んでいきます。
(2)分類・ラべリング
グループ編成:多くのカードの中から似たものをいくつかのグループに分類し、グループの内容に適した名前をつけてます。
(3)図解化
グループ化を行ったものを図解としてまとめ、グループ同士を関係線で引いたり、それに伴いグループを考えたりします。
(4)叙述化
図解化したものを文章にまとめたり、発表を行います。
情報の関係性
上記の構造化を行っていく際に情報を書き出していくと、情報の関係性にでてきます。
この関係性は並列、順列、分岐、因果、階層の5つで分類することができます。その5つの例(デートの準備?)を見てみましょう。
- 並列:並列は同じ重要度を持つ複数の情報が、並べて扱われている関係を指します。

- 順列:順列は、見る順番が決められている情報の関係をさします。

- 分岐:分岐は、条件によって異なる情報が選択される場合の関係を指します。

- 因果:因果は、原因と結果として表される情報の関係を指します。

- 階層:階層は、親にあたる情報と、その子にあたる情報の関係を指します。

これらの方法はWebサイトの立ち上げや、リニューアル時の情報整理にも使えますので覚えておいてもいいかもしれません。
この記事は
あっちゃんが書きました。
あっちゃんが書きました。
入社2012年
出身地千葉
スキル鳥人間、ガンオタ、餃子(皮は市販で)



今日のひとこと:ミロこぼしてキーボードが天に召されました…